TOKYO PRO Marketの「いま」:フィリップ証券株式会社執行役員脇本源一氏インタビュー

―あらためて、TOKYO PRO Market(以下、TPM)とはどんな市場ですか?
まず、東京証券取引所における新しい第5の市場ということですね。ただし、設立から10年経つので、もう新しいとまでは言えないかもしれません。ただ、みなさんが知っているような東証一部、二部やJASDAQ、マザーズなどとは違っていて、非常に大きな特徴があります。それは、TPMに上場している会社に対して投資できる投資家を通称「プロ投資家」として制限している点にあります。そのため、上場基準を大きく変えて、多様な企業が上場できるような市場としてつくられたのがこの市場の背景です。

ですから、実は上場基準が基本的にはほとんどありません。そのため、売上が少ない企業や小規模の企業でも上場しています。逆に東証一部に上場できるような大企業もこのTPMに上場していたりして、そういう意味では従来の「上場」とは違う目的を持って入ってきている企業が多いということです。そういう意味では、非常にユニークな市場と言えるでしょう。

ただ、そういった審査基準がない市場だからといって、他市場と差別されることなく「東証上場企業」として正式に認められます。東証一部、二部などと同じ上場企業と扱われることが最大のメリットでしょうね。

―前回の取材から3年ほどが立ちます。
当時は、まだまだTPMの知名度が低かったため、TPMへの上場について、我々フィリップ証券自身でが自らプロモーションをする必要がありました。セミナーを企画したり、経営者にアプローチしたり。それでやっと知ってもらい、理解され、「面白そう」と言ってもらえるような状況だったわけです。でも、3年経って状況は変わってきました。(前回のインタビュー記事)。

いまは、TPMの情報もある程度知れ渡り、当社に直接お問い合わせいただく企業もいれば、このパワーコンテンツジャパン株式会社との共同制作サイト「完全攻略TOKYO PRO Market」を検索して連絡いただくこともあります。

―実は、取材当日にもお問い合わせがありました。
そう、今日もこのサイトを通じてお問い合わせがありましたね。ですから、知名度は急激に増していると言えます。私が講師を務めるTPM関連のセミナーの参加者数も、3年前に比べれば、ずいぶん増えてきました。

―3年前と変わってきた点はありますか?
市場が成長してきた分、依然より上場は難しくなってきています。これはどの市場にもいえることで、マザーズができたときも決してレベルの高い企業ばかりが上場していたわけではありませんでした。しかし、市場が拡大していくにつれ審査は厳しくなってきたことは皆さんがご承知の通りです。実は、TPMも少しずつ審査のハードルが上がってきています。したがっていずれマザーズのように難しくなる可能性はあります。極論すると、TPMという市場をつくった以上、上場企業が0社というわけにもいきませんから、最初はやはり東証としても何社かは上場させたい気持ちがあった。次第に一定の企業数が上場するようになると、今度はある程度企業が揃ってくると、今度は厳選しなくてはならなくなります。つまり、TPMに上場するなら、早い方が良いといえるでしょうね。

―2019年のTPMの傾向はどんなものでしょうか?
最近は、マザーズやJASDAQを目指していた企業がTPMに転向する例が増えています。もちろん、従来からそうしたケースはあったのですが、特に最近は増えたように感じます。例えば、マザーズやJASDAQに上場を考えていたものの、なかなか上場までたどり着かない企業がTPMのことを知り、TPMに転向するという例がありますね。これもTPMの知名度が上がったから生まれている現象だと思います。

それから、関東圏の企業の上場志望が増えてきたことも顕著です。これは、私どもが従来地方で行っていた啓発セミナーを東京や関東でも実施してきたということもありますが、情報が知れ渡ってきた証拠でしょう。そもそも、TPMは地方都市での反響が良かったんです。地方都市には上場企業は少ないですから。そのため、地方企業がブランディングのために取り組む例が多かったのですが、情報が広まったため、関東圏の企業が多くなったと感じています。

―2016年頃と比べて、いまとの違いは?
まずは知名度が飛躍的に高まったこと。そして、徐々に上場のハードルが上昇傾向にあることです。そして、マザーズからの転向組が増えたこと。こうしてTPM上場を目指す企業が増えたことによって、東証から求められるものも、少しずつシビアになってきていると感じています。

―TPMに上場しやすい会社とは、どんな会社ですか?
わかりやすい従来型ビジネスの会社が、やはり上場しやすいです。新しいビジネスモデルは、その将来性を見極めるのが難しく、特にアーリーステージでは一層判断が難しいですが、従来からあるビジネスであれば、その発展性も判断しやすいということが言えます。ただし、新しいビジネスが上場できないという意味では決してありませんので誤解なきようお願いします。

―TPMに最短で上場するためには、何から取り組むべきでしょうか?
何より経営者の熱意。抽象的ですが、やはりこれが大事だと思います。私たちを信頼してくださり、TPM上場までたどり着けた企業の経営者の熱量はやはり素晴らしいものがあります。私たちも上々にあたり、クライアント企業に様々なことを求めますが、そのひとつひとつに情熱を持って最後まで取り組んでくださる場合には、上場できる確率がグンと上がりますね。

そして、「何から取り組むべきか」という質問には、まずはこのサイトを通じて私たちにコンタクトを取ってくださいということ。TPM上場のノウハウは、すべて私どもの所属するフィリップ証券株式会社にありますから。


脇本 源一氏
フィリップ証券株式会社 執行役員 投資銀行本部長

神戸大学卒、30年以上株式公開業務に携わる。その間、大和証券及び楽天証券の公開引受部で17年間株式公開実務を行ったほか、日本やシンガポールのベンチャー企業にも勤務し上場実務を経験。現在は、シンガポール(Catalist市場)における上場実務経験を生かし、フィリップ証券でTOKYO PRO Marketにおける主幹事業務やTOB(株式公開買付)、M&Aを中心とした投資銀行業務を行なっている。
※Catalist市場は、TOKYO PRO Marketと同じくロンドンAIM市場をモデルとしており、日本のマザーズ市場とTPM市場の中間的な市場と言えます。

本記事をお読みになり、具体的にTPMの上場を考えたい、あるいはより具体的なTPMの内容を伺いたいという経営者のために、現在パワーコンテンツジャパン株式会社ではフィリップ証券株式会社執行役員脇本源一様との面談のお約束のお取次をしております。面談料は特にかかりませんが、近い将来TPMに上場を検討している(決定でなくても構いません)経営者に限り、無料で面談の機会をお作りさせていただきます。脇本様とのご面談をご希望の場合は、下記フォームにご記入の上、内容を送信してください。弊社担当社員より、お会いする日程の調整をさせていただければと思います。

※面談の場所は、原則として東京(フィリップ証券株式会社)になります。ただし、すでにTPMに上場することをある程度決めている場合は、出張させていただくことも可能ですので、その旨送信フォームにご記入ください。
※アポイントのお取次は、経営者またはその企業の幹部の皆様に限ります。士業、コンサルタントとのお取次は致しませんので、予めご了承ください。
※パワーコンテンツジャパン株式会社は、フィリップ証券株式会社の正規紹介契約企業です。


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(取材・構成:横須賀輝尚)
記事製作者プロフィール
WORKtheMAGICON行政書士法人 代表社員 特定行政書士
パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役

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