TPM上場企業インタビュー:早川 周作氏(琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 代表取締役 )

インタビュー記事

―TPM上場おめでとうございます。上場が確定したときのお気持ちはいかがでしたか?

やはり「安心した」というのが率直な感想です。私たちが立ち上げた琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社は、資本金100万円のところから始まりました。
弊社の主な事業内容は、プロ卓球リーグ「Tリーグ」に参戦するプロチームの運営やトライアスロンチームの運営、卓球教室などで、沖縄を拠点に「総合型地域スポーツクラブ」として活動していますが、立ち上げ当初はまったくスポーツ業界のことも知らない状況でした。そこから始めての今回のTPMの上場ということで、やはり感慨深いものがありました。

―TPM上場が決まったときの社員さんの反応はいかがでしたか?

上場すると決めたときは、やはりまだ実感はなかったようです。上場するとセレモニーで鐘を鳴らすのですが、その光景が翌日全国ニュースで放映されたり沖縄の地元のテレビ局から取材が来たりと、メディアに自分たちの会社が出ているのを観て、ようやく「本当に自分たちの会社が上場企業になったのだな」という実感が湧いたようですね。
セレモニーを観た社員から「社長がスーツを着ているのを初めて見ました!」と言われたりもしましたね。

―琉球アスティーダ スポーツクラブ株式会社は、スポーツクラブとしては初のTPM上場を勝ち取られました。上場までにかかった期間はどれくらいだったのですか?

約3年です。ただ、マザーズやジャスダックに上場しようと思うと、とても3年では実現できません。
今、世界情勢は恐ろしい勢いで変化しています。変化に対応しながら上場という目標を達成するには、やはりスピード感は非常に重要です。そこで私たちは、「上がれるところでとにかく上がろう」という方針で進めていきました。TPMを選んだのは正解だったと思っています。

―TPMへ上場するにあたっては、どのような苦労があったのでしょうか?

我々の会社のチャレンジは、TPMにとってもかなり特殊だったようです。プロスポーツチームというだけではなくて、上場にあたって「株式投資型クラウドファンディング(非上場株式の発行により、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集める仕組み※「日本証券業協会」ホームページより)」を使った初めての会社でもありました。
実は、「プロスポーツチームは儲からないビジネスだ」というのが一般的な認識としてあります。また、株式投資型クラウドファンディングも「この方法では上場が難しい」というイメージが強かったんです。これらのイメージを脱却することが、1つの大きなハードルになりました。
もう一つ、課題になったのがTリーグの規約です。反社会的勢力などからチームを守るため、Tリーグには「一定割合以上の株主の移転には理事会の許可が必要である」という規約があるんです。上場にあたって、この規約がかなりネックになりました。

―TPMは他の市場と比べて上場のハードルが低いとはいえ、それでもやはり相当な苦労があったのですね。担当J-Adviser※であるフィリップ証券はいかがでしたか?

お互いに手を取り合って上場という大きな目的に向かっていく中で、J-Adviserとの信頼関係は非常に大切です。その意味では、フィリップ証券とは信頼関係が築けたと思っています。特に、常務執行役員の脇本さんには絶対の信頼を置きながら上場の準備を進めていくことができました。

―上場後も、さまざまなチャレンジをおこなっていると伺いました。

その一つが「トークンファンディング」です。クラブトークンは株式のようなもので、トークンを購入していただくことによってチームは資金調達ができ、サポーターの方々はさまざまな特典を受け取ることができます。

実際に私たちが用意している特典としては、オンライン交流会への参加やホーム戦のVIP席への優先的なご案内、ビジネス協業権利なども用意しています。

FiNANCiE:「沖縄から世界へ!」 スポーツの力で社会貢献を/琉球アスティーダ

―最後に、これからTPM上場を目指す経営者に向けて一言メッセージをお願いします。

私たちも沖縄に拠点を置いていますが、特に私たちのように地方に拠点をおいている企業が上場することで、採用面、資金調達面など、あらゆる面でさまざまなメリットが得られます。
TPMに上場する企業が増えれば、市場の流動性も高まるでしょう。ぜひTPMへの上場を目指していただいて、共に成長していけたら嬉しく思います。

※J-Adviser

一定の資格要件を満たし、資格を認証したJ-Adviserに対して特定業務(上場又は上場廃止に関する基準又は上場適格性要件に適合するかどうかの調査など)を委託します。J-Adviserは担当する上場会社に対して、上場前の上場適格性の調査確認や上場後の適時開示の助言・指導、上場維持要件の適合状況の調査を実施

JPX 日本取引所グループより引用

本記事をお読みになり、具体的にTPMの上場を考えたい、あるいはより具体的なTPMの内容を伺いたいという経営者のために、現在パワーコンテンツジャパン株式会社ではフィリップ証券株式会社執行役員脇本源一様との面談のお約束のお取次をしております。面談料は特にかかりませんが、近い将来TPMに上場を検討している(決定でなくても構いません)経営者に限り、無料で面談の機会をお作りさせていただきます。脇本様とのご面談をご希望の場合は、下記フォームにご記入の上、内容を送信してください。弊社担当社員より、お会いする日程の調整をさせていただければと思います。

※面談の場所は、Zoomを通じたオンライン面談、またはフィリップ証券株式会社(東京都中央区日本橋兜町)になります。ただし、すでにTPMに上場することをある程度決めている場合、あるいは他市場への上場を目指し準備を進めたのち、TPMへ市場変更を決めて準備を進めたい場合などには出張させていただくことも可能ですので、その旨送信フォームにご記入ください。
※アポイントのお取次は、経営者またはその企業の幹部の皆様に限ります。士業、コンサルタントとのお取次は致しませんので、予めご了承ください。
※パワーコンテンツジャパン株式会社は、フィリップ証券株式会社の正規紹介契約企業です。

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